社歴

 初代は、明治維新に高岡市で銅器製造問屋を開き、
優秀な作家と職人の協力により、
数多くの逸品を生み出し北陸はもとより
関東・京阪神まで販路をのばし、
世界万国博覧会では毎回出品し入賞作品も出すほどでした。
二代目は、大正13年12月香林坊に移り佐野銅器店を開店。
その後昭和2年に現在の尾張町に店舗を移し
同5年には佐野銅器舗と改称しました。
この間、県下小中学校の銅像の8〜9割までを製作。
 昭和22年より、伝統工芸の加賀象嵌を中心に金属工芸に力を注ぎ
昭和26年、「佐野商舗」と現在の店名に改称。
 現在三代目佐野渥美は昭和46年に家業を引き継ぎ
加賀象嵌の伝統をしっかりと守り、家業の充実を図り
、昭和51年には店舗をビル化し伝統と近代化を併せ持つ魅力ある店となるよう頑張っています。
 加賀百万国金沢のシンボル前田利家公の銅像建立など
従来の家業のほか記念品・贈答品販売や結婚式場、
ホテルでの引き出物販売などで新しい発展を遂げています。


今年の夏ちょっといいことがありました
お客様が昔の包装紙をお持ちくださいました70年前の包装紙です
右から左へ『卸問屋 佐野銅器店』と入り
住所も石浦町(現在の香林坊)になっています
その石浦町の住所を手書きで尾張町に訂正していますので
昭和2,3年頃のものと思われます
今年73歳の店主も子供の頃の記憶の片隅に「そういえば」と言う程度のものです
当時としては斬新な包装紙だったのではないでしょうか?
またひとつ歴史ができました




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